2009年10月22日木曜日

【菊花賞】セイウン天まで届け1冠獲りの志


2009.10.22 05:03
【菊花賞】セイウン天まで届け1冠獲りの志
セイウンワンダーは文句なしの動きでラスト1ハロンを12秒7でフィニッシュ。仕上がりは最高潮だ=栗東トレセン(撮影・山田喜貴)【フォト】

 皐月賞&神戸新聞杯3着のセイウンワンダーはCWコースで一杯に追われ6ハロン80秒2、終い12秒7。コンビを組む福永騎手は「突出した馬がいないのでワクワクしている」と期待を持っての参戦だ。

 最後まで手加減なしに攻め抜いた。昨年の2歳王者セイウンワンダーが3冠へかける熱い思いを伝えた。

 「ここを目標に予定通りにきている。仕上がりに関しては、デビューから8戦してきて、今回が一番じゃないかな」

  領家調教師が生涯最高の仕上がりを宣言した。その最終追い切りはCWコース。スタート直後から首をグッと下げて気合をみなぎらせる。外ラチ沿いをスムーズ に進み、アクションを起こしたのは直線に入ってから。鞍上の叱咤(しった)激励に応えるようにギアチェンジすると、手綱を激しく動かしてゴールラインを通 過。6ハロン80秒2、ラスト1ハロン12秒7。申し分ないデモンストレーションで締めくくった。

 「今回は3000メートルになるし、生ぬるい調整はできない。最後はモタモタして見えたけど時計は予定通り。道中で落鉄していたけど、あがってきて見たら問題なかった」

 “アクシデント”をモノともしない抜群の動き。見届けたトレーナーは満足顔を浮かべた。

 昨年、朝日杯FSを制して2歳王者に輝いた。春のクラシックでは距離との戦いが続いた。皐月賞で3着、道悪の日本ダービーこそ13着に沈んだが、同じ2400メートルの神戸新聞杯で3着。早熟のマイラーでないことを証明してきた。

  「春はツメの具合を見ながらの調整だったが、秋はしっかりできるのが大きい。馬を前に置けば折り合いはつくし、距離は心配していない」。過酷な3000 メートル戦にも領家師の自信は揺るがない。ダービーからコンビを組む福永騎手も思いは同じ。「追い切りに乗った先週は前走時とは比べものにならないほど良 くなっていた。乗り方ひとつで距離は持つと思うし、何とかもう1個GIを獲らせてあげたい」と力を込める。

 渾身の仕上げを施されたセイウンワンダーが、全力で最後の1冠を奪いに行く。


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